加門七海
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内容(「BOOK」データベースより)
恋敵への呪咀の念が、過去の“蠱毒”を甦らせ、女子大生の胎内に蟷螂が宿る…。短篇処女作の「蠱」をはじめ、カメラマン志願の青年の“眼球すりかえ奇譚”「浄眼」や、弥勒信仰をテーマにした、戦慄の“生体ミイラ村物語”「桃源郷」など、学園を舞台にした5篇を収録。乾いた怖さが心地よい、「現代の怪談」の傑作。
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すんません、御前教授が大好きです。爆
いやもうこの作品はその一言に尽き…たりはしないんですけど。
ただのホラーじゃなくて、オカルト知識の詰まった作品です。
こういうのが大好きなんです。
短編集です。
『浄眼』は、なんだか共感というか、やっぱり同じこと考えてるひといるんだなって、思った。
自分の見てる赤色は、他のひとにとってもちゃんと赤色をしているのか。
そんなネタを練りに練っていたことがかつてあります。
自分では斬新なアイディアだと思ってたけど、結構皆考えることのようですね。Missingでもそのようなことあったし。
『分身』が一番好きです。
御前教授が一番活躍していましたし。
や、それだけじゃないけど。
全体を通して、文章が軽いので、とても読みやすいです。
登場人物の年齢も近いし。でも共感とはちょっと違うかな。
御前教授が出てくるシリーズとして、続いてくれないかな、なんて。