甲田学人
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内容(「BOOK」データベースより)
その男は「陰」を引き連れて現れた。「君の願望は―何だね?」人の噂に聞いたことがある。この都市に棲むという魔人の事を。曰く、暗闇より現れ、人の望みを叶えるという生きた都市伝説。夜より生まれ、永劫の刻を生きるという昏闇の使者―。彼は夜色の外套を身に纏い、陰と共にそこに立っていた。鬼才・甲田学人が描く幻想奇譚。
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全6編。Missingの甲田学人の短編集。
Missingが大好きすぎたからか知らないけど、私が期待したほどの面白さはなかったような。
話は面白いんですけど、登場人物が好きになれないんですよね。なんでかな。
偉そうに分析するんじゃないですけど、甲田さんて登場人物に変な名前よくつけるじゃないですか。多分まずそこからちょっと苦手なのかも。
あと登場人物の性格とか、なんか合わない、というか。まるきり私の問題なんですが。
とりあえず甲田さんいじめの話とか、内向的な人間よく書く気、するなあ。あんまり好きじゃないんだよね、そういう話とか、そういう登場人物とか。
Missingに出てきたときは脇だったからいんだけど、主人公になられると、ちょっと。
ちょっとだけ、期待はずれ。
でも、ホラーを書く上での大先生的な存在であることには変わりないです。
勝手に先生なんて読んじゃうのもおこがましいですかね。