著:レモニー、スニケット 訳:宇佐川晶子
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内容(「BOOK」データベースより)
ハッピーエンドの物語がお好みの方には、本書はおすすめできない。ドキドキはらはらが苦手という方も、おやめになるのが身のためだ。なぜなら本書は、ビーチで遊ぶ三姉弟妹に、世にも恐ろしい知らせが届けられると、あとはみじめでイバラ、不幸のオンパレードだからだ。知恵と勇気で悪の魔の手と立ち向かう子供たち。しかし、ああ、なんたること!その結末は…申し上げるまい。ただしもちろん、ハッピーエンドは、なしだ。アメリカをはじめ、世界中でハリー・ポッターと並ぶ超人気シリーズ。頁をめくる手を止められないことまちがいなしのベストセラー、ついに日本上陸。
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映画を観たのがきっかけで知って、買いました。
ヴァイオレットもクラウスもサニーもみんな可愛くて健気で賢くていい子達です。
作者さん、しょっぱなから面白いぐらい念を押すんですよね。
不幸ばっかりで少しも楽しくないから、いやなら読まないほうがいいよ、みたいな感じで。
外国のを日本語に翻訳した本って、作品自体の面白さとは別に、訳者さんの技量のようなものまで関わってくるように花住は思いますが、この作品は『アタリ』だったと思います。
作品自体も面白いし、訳者さんも上手に翻訳してくださっていて、ちゃんと日本語にしても面白さが残ってて。
ボードレール三きょうだいの知恵には驚かされます。仲良くって微笑ましいです。
大人なんかより、ずっとしっかりしてるし。
ポーとかもうあのひと大丈夫?みたいな。いろんな意味で。
続きがすごく気になります。早く読みたい。