新堂冬樹
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内容(「BOOK」データベースより)
愛―、それは気高く美しきもの。そして、この世で最も恐ろしいもの。毒島半蔵の歪んだ妄想が、この世を地獄へと塗り替える。虚ろな心を抱える吉美が、浮気を続ける亭主に狂気をぶつける。傷を負い言葉を失った、薄幸の美少女・まゆか。実の娘に虐待され続けている、寝たきり老人・英吉。暴風のような愛情が、人びとを壊してゆく!新堂冬樹にしか描けなかった、暗黒純愛小説集。
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『半蔵の黒子』
『お鈴が来る』
『まゆかの恋慕』
『英吉の部屋』
の、4編から成る短編集。
『半蔵の黒子』
毒島気持ち悪すぎです。ってソレしか言いようのない小説っていうか。
気持ちの悪い描写をすることで嫌な気持ちを喚起する…簡単で浅い技法ではあると思いますが、でも確かに気持ち悪いのは気持ち悪いです。
『お鈴が来る』
ゴキブリをどうこうしようとゆうくだりがほんとに気持ち悪かった。やめてくれ。
『まゆかの恋慕』
これが一番ましな小説なんでは。
暗いどろどろした展開ではあるケド少なくとも気持ち悪くはなかった。
このお話がいちばん好きです。
『英吉の部屋』
初めはじいさんが虐待される、じいさんダケがただひたすら可哀想な話かと思いきや、そうではなかった。
なんとゆうか…気持ち悪い小説でした。ほんとに吐きそう。