山形石雄
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内容(「BOOK」データベースより)
武装司書見習いのノロティは、正式に司書への昇格が噂されるほど成長を遂げていた。ある日、ハミュッツから細菌テロの疑いがあるという神溺教団の調査を命じられる。その十日後、世界最大の国イスモ共和国がバントーラ図書館に対し、突如として宣戦布告する!原因がつかめないまま防戦する武装司書たちだが、圧倒的な戦力差に窮地に立たされる。その裏にはノロティの捜査対象の少年が…。新人賞大賞シリーズ第6作。
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最初はあんまり好きじゃなかった、ノロティ。
こういうおせっかいで、キレイゴトばっかり、ちょっと天然みたいな読者ウケみたいなキャラはたいてい好きになれない。
でも、だんだんと好きになれていた。
敵のアーキットでさえ、やっぱり殺せない、そもそも殺そうという考えにも至らないノロティが。
最近、目覚しい成長をとげてきた、って、序章はそういうふうに始まって、当然今回は成長したノロティの活躍の話だと思う。
なのに。
期待をこんなに裏切られるなんて、しかもこんな序盤に。
エンリケ同様、信じたくなかったです。でもこの世界は『本』っていう確実な証拠というか、もう覆しようもないし、信じるしかない現実を叩きつけられた感じ。
せっかく好きになれてたのに、ノロティ。
挿絵の、エンリケをきらきらした目で見つめるノロティもかわいかったー!
山形氏は思い切りがよすぎる!!なんてことを!
ってくらい、ほんとにこの作品、人が死にすぎる。前に『
戦う司書と追想の魔女』でも言ったな。
よりによって、イレイアおばちゃんまで!
世界最大の国、イスモ共和国がバントーラ図書館に宣戦布告!
実は、それにはノロティが関係あるらしい?
とまあ、今回はこんな話。
あああ、ノロティ…。
ハミュッツとマットアラストの意味深な関係、そろそろ明記してください。
明記っていうか、言っちゃうと、サービスカット的な、妄想を具体化したような、そんな書いてくれーーーー。
新キャラも続々と出てきましたね。
ユキゾナ、ユーリ、ボンボ、キャサリロとか。
キャサリロは初めてじゃないんだろか。アニメも見たりとかしてたから、よくわからなくなっちゃってます。
ユキゾナとユーリはいいねえ。特にユーリ。
はあ。
これからノロティのいない戦う司書を読むなんて。
とか言って、一番すきなのハミュッツなんですけどね。特に、マットアラストと絡んでるときの。