栗本薫 著
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出版社/著者からの内容紹介
俺が愛しているのは、アキラの方だ!ミステリアスな愛の世界を写す連城三紀彦の「カイン」ほか、森茉莉、川端康成ら10人が愛の妖しさや悲劇を描く耽美小説集。日本ペンクラブ編。(解説・選者)
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いやいやいやいかがわしすぎるよこの本!!表紙からタイトルから!!
って、思っていたものの普通に店頭で購入しましたです。
『片腕』川端康成
これは死姦とか言うひとがいましたが、これ死姦なんですかね?
確かに普通のコイとかアイとかな気はしないけど。
実は普通にこの文庫本は持ってたりします。有名だしね。
『踊る一寸法師』江戸川乱歩
江戸川乱歩特有の暗さがありますよねえ。
なんかこう、つらつらつらと話が進んで、最後にぞっとする感じ。
『前髪の惣三郎』司馬遼太郎
新撰組といえば司馬遼太郎ですよね。持ってます燃えよ剣。まだ一部しか読んでないですけど。
男同士の世界の中にしかも武士の要素まで加わってもうややこしいったらないですね。
山崎惚れられてるし…。笑
でも惣三郎ちょっと好きだったな。土方がいちばん好きなんですけど。
新撰組の話のなかに埋もれてたら別に普通としか思わないだろうけど、こうやって恋愛モノとして抽出されると、別の角度から光を当てたみたいで、新鮮ですねえ。
どうせなら土方の恋愛モノ見たかったですね。銀之助との。そういう本はないかな。
『会いたい』筒井康隆
他の短編集でも見たことあるこの本…。てかこの本全体的にそんな話ばっかりです。
好きな子をいじめたくなる、っていうのがいきすぎた話のように思います。
だから、いじめてばっかりだったけど比佐子が死んだらとても悲しくなるんですよね。
『公衆便所の聖者』宇能鴻一郎
ひとによっては、ゲイって気持ち悪い、みたいに思うだけで終る作品かも…。
あんまり感想は言わないです。言えないです。
とにかくなんかこう、強い印象を受けた作品です。
ああ、なんかいかがわしいぃ。本当に。表紙もタイトルも。