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    2009.11.25 Wednesday 17:49

    月魚


    三浦しをん
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。
    ********************

    三浦しをんの作品を読むなら、一冊くらいBL的な本を読まないと駄目だろ。っていうか、一冊どころじゃなく読みたいだろ。
    風が強く吹いている」もBL的要素があるとか言ってるひともいたけど、私はそうは思わなかったなあ。
    まあこれもBLっぽい要素がにじみ出てるけど、ほんとにそうだとも思えないよな。
    三浦しをんの文章、もとから粗野だとは言わないけど、これはずっともっときれいに書こうきれいに描こうって意識してかかれたもののような気がする。
    たしかにそんな文章が雰囲気出して淫靡に思えるのかもしれない。
    一緒に布団並べて寝る、シーンが飛んで朝になる、が数回出てくるけど、その空白の一行に、読者の、もしかしたら作者のもだけど、妄想を詰め込もうとしてるような気がするのは…邪推?
    三浦しをんもBLが好きとかいうひと。たぶん普通の漫画読みながら、誰かと誰かが一緒に近くで寝てるシーンってだけで、変な想像と妄想してんじゃないか。それをこの作品で意図的にやらそうとしてんじゃないか。はは。考えすぎかなあ。
    でもまあ相手のこと考えただけで赤くなったり、髪の毛くしゃってしょっちゅうやる男同士って、あんまりいないよねえ。
    「水底の魚」ではなんというかもやもやもやもやもやもやもやしてて心がスッキリしないと。
    まとりあえず真志喜ちゃんは好きだ。
    「水に沈んだ私の村」のほうが高校生なだけ正直なんじゃないか?
    なんか、お互い好きなんじゃないかっていうのが、傍目にもわかる。
    ただそれを本人達はわかってない。
    瀬名垣は薄々わかっているのかもしれないけど、真志喜は絶対にそれをわかってない。そういう感情はいけないことなんだと、封じ込めようとしている?というか、高校生だからそこまで難しくはなく単純に、『好きな人に、告白もしてないのに好きな気持ちを知られたら恥ずかしい』、そのテの感情ではと。
    でもあんた、好きなのバレバレだよ、みたいな少女漫画的な。
    たぶん真志喜はそのままで大人になったのに、瀬名垣は隠すのが上手くなってしまったんじゃないかな。
    もともと真志喜はそういうの気付けないタイプだろうけど。

    なんてもどかしい本なんだ。
    ちょっとすっきりしないから、私みたいなタイプには向いていないと思われる。
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    2009.11.25 Wednesday 11:18

    陽気なギャングの日常と襲撃


    伊坂幸太郎
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。
    ********************

    陽気なギャングたち再来!笑
    はじめは四人ばらばらに話が始まって、途中からそれがひとつになっちゃいます。
    初めに言うと、『幻の女』の顛末は?
    別に一連の話とは関係ないの?だったら別にこのままでもいいや。若干読み飛ばす癖のある私には理解し切れなかったので機会があればまた読み返します。
    今回は銀行強盗がメインでなく、誘拐がメイン。
    でも、成瀬さんが誘拐された女のひとを助け出そうとした理由は?
    最後のほうに、結局助けるのは女のひとの為じゃなくて、自分たちの為!みたいな隠れた動機があるのかと思いきやそうでもない。
    見掛けちゃったから気になる、では弱すぎるんじゃないのかなあ。好奇心たっぷりの少年探偵団じゃないんだから。
    それにしても響野さん、役に立たない度がどんどん増してるよ。
    ほんと好きすぎる響野さん!!
    一体この二冊の中で、どれだけの名言を生み出す気なんだろう。
    すごいのは響野さんであり、伊坂幸太郎でもあるけど、この響野さんなんか見てると、ほかの伊坂作品もどんどん読みたくなっちゃうなあ。
    今回はみんなの特殊能力が活かされてんだか活かされてないんだか。
    単純に何も考えずに読んだらものすごく能力が活かされてていい話に思える。けど、邪推しながら読むと、特殊能力使わすためにシーンをやりくりして上手いこと作ろうとしてるとも思える。
    けどまあ単純に何も考えずに面白く読んだらいいと思う。
    ふつう、一冊目が面白くて人気だったから二冊目も出してみたりすると、あんまり面白くなくなっちゃったりするけど、これは結構面白いと思う。
    みんな好きだけど、とりわけ響野さんが大好きすぎる。というか響野夫婦が好きすぎる。喫茶店に一度行きたい。そして結局雪子がいまいち好きになれずにいる。
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    2009.11.22 Sunday 13:08

    まほろ駅前多田便利軒


    三浦しをん
    ********************
    内容紹介
    東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!
    ********************

    風が強く吹いている」の三浦しをんの小説をまた何か他に読みたくなって、私がわざわざ古本でないのを購入。
    風が…よりはちょっといまいちだったかも。
    便利屋さんの多田と、そこに転がり込んだ行天という変な男。
    行天みたいな、自分をあんまり大事にしないばっかりに奇行に走る変な男は結構好きなんだけど、それって結構ラノベ寄りになるんですよね。
    でもなんていうか…このふたりって何気に歳くってるハズですけどなんかすごく若いひとみたい。大学生ぐらいみたい。
    だから、大学生で書けばよかったじゃんて思ってしまう。
    というかちょっと「魚住くんシリーズ」の魚住に似てるよなあって思ったけど断然魚住のほうが好きだ。好きすぎる。
    なんかなかなかスラスラと読めない本だったなあ。
    次は「月魚」が読みたいな。
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    2009.11.19 Thursday 18:22

    新釈 走れメロス 他四篇


    森見登美彦
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。
    ********************

    夜は短し歩けよ乙女」が結構気に入って、そういう訳で書店に尋常じゃないくらい積んであったこの本を迷いもなく即購入。
    「山月記」中島敦
    「藪の中」芥川龍之介
    「走れメロス」太宰治
    「桜の森の満開の下」坂口安吾
    「百物語」森鴎外
    の5篇からなります。この有名作を、なぜか京都の街によみがえらせているのです。作者はまったく何を考えているのでしょう。
    個人的には、走れメロスが一番好きかな。ドタバタコメディー!って感じですね。いかにも。
    桜の…はちょっと期待していたけど、ちょっといまいちだったかも。
    藪と百物語はちょっと読んだことなかったんでまずそこが気になってしまって面白いとか面白くないとかの評価がなんかちょっと下しにくい。
    森見作品はちょっと文体が特殊だと思う。
    はじめはそれが読みにくくて嫌いになりかけてたけど、結構面白いことに途中で気付く。
    というか、ちょっと古くて堅苦しい文体の割りに書いてる内容は阿呆だし。
    それに気付くのが遅かったけど、たぶん普通に現代の話なのかな。OPAとか出てきたしね。
    というわけでいちばん阿呆なメロスが一番面白かった。
    他にもどんどん森見作品読みたい。
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    2009.11.19 Thursday 09:03

    黒い童謡


    長坂秀佳
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    高時給バイトの募集を見て、明け方の銀座にやってきた孝介。古びた雑居ビルの前に立った時、どこからともなく子供たちの歌声が…。“通りゃんせ”のメロディに乗って行われる恐るべき人体実験とは…!?「春・ずいずいずっころばし」「夏・花いちもんめ」「秋・かごめ」そして、「冬・通りゃんせ」―四つの黒い唱は、一つのラストへつながっていく…。鬼才、長坂秀佳が奏でる最新刊、ニューホラー。
    ********************

    春・ずいずいずっころばし
    夏・花いちもんめ
    秋・かごめ
    冬・通りゃんせ
    のよっつの話とエピローグ。
    各話中途半端に終わってるんで、最後ちゃんと黒い女のひとが締めてくれるのかと思ってたけど、たいして。
    長坂秀佳の書く文章って、カタカナ多くないですかね。
    あとすぐに色気出そうとするでしょ。
    でも、「弟切草」、「彼岸花」、「寄生木」を読んだことがある私にとって、ちょっとにやりとする名前が多数出てきましたね。
    もしかしたら長坂秀佳って、そうやっていろんなとこに色んなひと出してるのかな?
    そういうのは好きだから、うっかり他の作品も読んでみようとか一瞬思っちゃったけど、やっぱ基本的にはこのひとの作品は肌に合わないなあ。
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    2009.11.17 Tuesday 07:50

    陽気なギャングが地球を回す


    伊坂幸太郎
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。
    ********************

    大分前からなんとなーく気にはなっていて、というかこれが伊坂幸太郎の本だとはあんまり思っていなくて、あっこれ伊坂幸太郎なんだて気付いて、そういえば映画化してたなって思い出して、ああ2作目出たからこんなに騒がれてんのかって気付いて、そこでやっと購入。
    思ってたのとは大分違う内容だったけど、面白かった。
    まあどんなのを想像してたかって訊かれてもこたえづらいんだけど。でもたぶん、響野さんが言うようなよくあるギャング映画ちっくな。
    成瀬さんも、久遠くんも、響野さんも好き。雪子さんはまあ…普通に。
    普段から私は男のひとをひいきする傾向にあるんでそこは気にしない。
    でもそうでなくても雪子はちょっと。
    まあ私が一番好きなのはやっぱり響野さんですよ。
    なんか辞書っぽいものがちょいちょい入ってるんですが、あれが結構面白い。なくても全然いいものなんだけど、おもしろい。面白さの面ではなくてはならないものです。なくても話は通じるし、話も面白い。
    ふたつめのも買ったんでさっさと読むぞ。
    映画も観たけどこれはちょっと・・・。最悪としか言いようがない。
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    2009.11.15 Sunday 20:11

    風が強く吹いている


    三浦しをん
    ********************
    内容紹介
    箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
    ********************

    スポーツモノの小説、青臭い小説、そんな薄ら寒いものが私は大いに苦手。
    面白いよ、とそんな感想を聞いても尚あまり読む気にはならなかったけど、カケルとハイジのBL小説だとかそのへんからあまりにも聞こえてくるから気になって読んでみました。
    結論から言う。BLではない。過剰妄想である。
    でも走と清瀬の程好い関係は好きだなあ。というか、アオタケ荘のみんなの仲の良さがうらやましくなっちゃうなー。
    なんか読んでると、ハナちゃんと同じ視点に立ったような気持ちになった。まあ、ハナちゃんは好きじゃないんだけど。
    スポーツ系の小説では定番の展開。誰かひとり故障者がいたり、一度はなんとなく喧嘩になったりとか、ちょっとやる気ないやつがでてきたり、厳しいレース展開になってきても僅差で勝利したり。
    別にそれが嫌で敬遠してきたわけじゃないけど、というか最終的に勝ってスッキリしてくれるなら全然いいんだけど。
    それにしても、キャラたちがみんな魅力的。
    最後箱根の本番に行き着くのにページ数が残りすぎで、「こんなに本番書くのにページ使う気?」ってちょっと眉をしかめたけど、全然必要だったのかもって思った。ま、正直それでもちょっとばかし長いような気もしたけど。でもたくさんページが必要ってのは、読んだらわかる。
    超シロート集団がそもそも箱根に出場するってコトが非現実的で、じゃあ箱根出場に向けて長年血の滲むような努力をしてきたひとたちは一体どうなるの?って正味思っちゃうけど。
    でも小説だからありなのかと思ってそこはあんまり深く突っ込まずに読みましょう。
    各中継地点に立って、前の走者が来るのを待っているときのやりとかも結構好きだし、やっぱりそのときの走と清瀬も好き。
    それにしても、清瀬の「ばかちんが!」みたいな台詞にちょっと笑ってちょっと引いた。笑
    ムサも好きだなあ。けっこう。
    三浦しをんの本、これからもたくさん読んでいこうっと。
    そう思える本。
    三浦しをん初心者にはかなりいい本かも。
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    2009.11.12 Thursday 10:48

    黒魔術白魔術

    黒魔術白魔術

    桐生操
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    黒魔術、悪魔礼拝、呪いや秘密結社など、危険な知識の数々。
    ********************

    まあこういうの好きなんですよね。
    別に実際やってみようっていうのじゃないけどほんとホラー好きが高じて、今やホラーは飽きたけどオカルト好きは健在ってね。
    普通の小説読むよりずっとしっかり読み込んでしまったような気がします。
    こんなの大真面目に書いちゃう人もそうだけど、それを本にしちゃおうたぶん売れるって思うひともすごいし、それを買ってわくわく読んじゃう私も大概かなって。
    けれどまあオカルト好きなら読んでも損じゃないですよ。
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    2009.11.12 Thursday 09:56

    青の炎


    貴志裕介
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。
    ********************

    この作品を知ったのは、映画が先です。確か、深夜にやっていたのを観ました。
    確か、チャンネル回してたらたまたま始まるところで。なんとなく観始めたらおもしろくて。こういう出会いは運命だな。
    原作が面白くて、映画もちゃんと面白いってあんまりないことだから、繰り返すけどすごく運命だと思ってしまう。
    原作を買って読んだのはそのときの映画の印象が忘れられなかったからで。
    文章が堅苦しいっていうか、ここまで難しいことを考えられる高校生を描けるのは貴志裕介だなあと思ってしまって。貴志裕介って小難しい文章書くからな。たぶん本人も本当に賢いのかな。
    見せ掛けだけの賢さって、すぐバレるからね。
    悲しい殺人の話。
    読んでくれとしか言いようがないけど、この小難しさが抵抗になって読めないひともいるかもな。
    でもたったそれだけの理由で読まないのは非常に残念である。
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    2009.11.11 Wednesday 15:35

    戦う司書と黒蟻の迷宮


    山形石雄
    ********************
    内容(「BOOK」データベースより)
    死者の全てが結晶となった『本』が眠る、バントーラ図書館迷宮書庫。その一角に、かつてはハミュッツ=メセタと並び、エリートとして将来を嘱望されていた蟻使いの武装司書・モッカニアが住み着いていた。ある日、モッカニアは迷宮書庫を占拠し、武装司書に反旗を翻す。その裏には、神溺教団の手先と謎に満ちた一人の女性がいるらしく…。『本』をめぐる、美しくも儚いファンタジー。SD新人賞大賞シリーズ、渾身の第3作。
    ********************

    今回のテーマは家族愛。というか母子愛。
    私があんまり好きになれないやつですね、親子愛、母子愛。
    モッカニア好きだったんだけどなあ。
    しかしやっぱりこの作者、こんな出し方するんならモッカニア1巻から出しときゃよかったんではあるまいか。最初からそんなことしか言ってない。
    モッカニアはバントーラ内でも1、2を争うぐらい強いが変人。それは周知の事実である。
    読者はそんなこと初めて知ったよ。
    確かに本の登場人物は登場したときにオギャっと生まれるわけじゃないけど、周知の事実という言葉の『周』の字に読者まで含んでいる節がある。
    そしてまた出るハミュッツの弱点。
    別に弱点じゃなくても危機感は表現できると思うんだけどなあ。
    うんむむむ。
    マットアラストとハミュッツのちょっと大人な仲良さげな関係は気になるね。
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